STORY
昭和15年(1940年)の東京。
文学者の夫・滋(坂東三津五郎)と二人の娘とつましくも幸せに暮らしていた野上佳代(吉永小百合)。
ところが、ある日、滋が治安維持法違反で検挙され、生活は一変する。
滋の教え子で出版社に勤める山崎(浅野忠信)は、滋との面会申請のために奔走するなど、佳代と子どもたちを何かと支える存在になる。
滋は果たして家族のもとに帰れるのか?
そして出征した山崎の生死は?

特に平日、中高年の入りがよいと評判の「母べえ」。
なんと言っても、62歳の吉永小百合が30代の(と思われる)母親役を演じているのが注目です。
小百合さんのその若さたるや、ドモホルンリンクルも脱帽、アンチエイジングの神様ですね(笑)
「武士の一分」の山田洋次監督ですから、坂東三津五郎、壇れい、笹野高史といった俳優さんが出てくるのはわかるのですが、驚いたのは、母べえ(吉永小百合)の娘・初子(志田未来)の大人役が、倍賞千恵子(66歳、特別出演)だったこと。何もここまで山田組を出してこなくてもいいのになぁと感じました。思わず寅次郎を思い出してしまいましたよ~。
それから、浅野忠信がとってもいい役で演技も上手でよかったのですが、髪が長いんですよ。戦時中にあの髪型はないのでは?とちょっと疑問を感じました。
映画は、戦時中の悪名高き治安維持法(最高刑は死刑)に反して逮捕されてしまった思想犯の夫を待ちわびる妻と子どもたちの日常を描くだけで、戦争シーンはまったく出てきません。それなのに、戦争の悲惨さや無意味さがひしひしと伝わってきますから、みごとといっていい反戦映画です。
私は、こういう映画に弱いので、もう涙腺は緩みっぱなし。
ストーリーは大体予想通りに進んでいくのですが、それでもやっぱり泣いてしまいましたね。
そんなわけで、映画「
母べえ」・・・この映画のアンチエイジング度は5歳の若返りです!