STORY
山あいの寒村・神和田村の診療所の医師・伊野(鶴瓶)が突然失踪した。
4年間無医村だった村に、伊野が来てくれて3年半。
信頼を寄せていた村でたった一人の医師がいなくなって、村人たちは動揺する。
警察がやってきて捜査が始まるも、伊野の素性を知っている者は一人もいなかった・・・。

REVIEW(ネタバレ注意!)
3年前に衝撃を受けた映画「ゆれる」の西川美和監督の待望の新作です。
この映画も西川監督の原作・脚本。
先週は「笑っていいとも」のテレホンショッキングなどにも出演していました。
映画は、鶴瓶さん演じる過疎地の医者が失踪した夕暮れから始まり、やがて、その失踪の2か月前に研修医としてこの診療所に瑛太がやってくる過去にさかのぼるという具合に、現在と過去、ふたつの時間軸を行ったり来たりしながら進みます。
茨城県常陸太田市でロケされたという緑の水田に囲まれた村は、まるで日本人の原風景のようなところで、美しい映像でした。
そんな静かな村でひとりで診療にあたっていた伊野(鶴瓶)という男は、実はニセ医者だったのですが、看護師(余貴美子)も製薬会社の営業マン(香川照之)も研修医(瑛太)も患者(八千草薫)も、そのことに感づいていたこをにおわせつつも、はっきりとはさせない不思議な空気というか呼吸が伝わってくる西川監督独特の世界でした。
「その嘘は罪ですか」という映画のキャッチコピーが投げかけているように、観る者の心に問いかけてくる映画でした。
伊野が、なぜ医者になりすましていたのか?という動機は、最後まで明確にならないので、観客は「ゆれる」と動揺、その動機やラストシーンの意味を自分なりに解釈しなくてはいけないということになりました。
“人は誰でも自分の本当の心は見せない”という世界観があるように思いました。
正直、「ゆれる」ほどの衝撃はなかったですが、無医村という過疎地の問題点をもついた社会派の映画とも言えそうな素晴らしいストーリーでした。
そんなわけで、映画
「ディア・ドクター」・・・この映画のアンチエイジング度は5歳の若返りです。
観てきたらご報告しますね♪
見終わって、いろいろ語り合いたくなる映画だと思います。
mineさんがどんな風に感じたかぜひ教えてくださいね(*^_^*)